3D造形技術

株式会社リコーで長年培われてきたピコ水力×3D造形技術は、一部事業譲渡により当社へ引き継がれました。 当社では、これらの技術と自社独自の開発力を掛け合わせることで、日本初・唯一となる革新的な技術を生み出しています。 社内での試作や治具を「いつでも」「気軽に」導入できる環境を整えることで、これまで以上に研究開発や製造プロセスに貢献しています。 本ページでは、そうした技術の一例をご紹介します。
新規3Dプリンター技術の開発
耐水性3Dプリンター材料
LIFE PARTS R3インク

R3インクは、紫外線照射で硬化するアクリル系樹脂を採用し、高速造形に対応しています。 アクリル樹脂では課題となるそりを大幅に低減するとともに、ABS樹脂と同等の強度を実現しました。 高精度なプロトタイプや配管などの流路模型、樹脂型など、幅広い用途にご利用いただけます。 また、従来の3Dプリンター用樹脂と比較して耐水性が高いため、小水力発電用ランナーへの活用も進めています。

環境への配慮

地球環境への負荷を低減するため、一部の原料に生物由来資源(バイオマス)を使用しています。 また、品質および安全性に関する法規・基準・規格に適合し、環境に配慮した製品であることを示す「バイオマスマーク」の認定を取得しました。
3Dプリンティング関連の共同開発・連携推進
材料開発・3D造形相談
方式にとらわれず従来にない3D用の材料開発のほか、3D造形のお困りごとにも対応し新しい価値を提供します。

3Dプリンターを活用した新規事業
取り組み内容
リコー社の新規事業創出プログラム「TRIBUS」から事業譲渡を受けて誕生したブランド LIFEPARTS。 当ブランドでは、強みである3Dプリンター技術を活用し、独自形状の水力発電用プロペラを開発。地域の用水路や下水道などを活用した再生可能エネルギーの促進を目指しています。 また、再エネへの理解を深め、活用方法を検討いただくため、地方自治体や教育機関向けに、再生プラスチックを使用した「ピコ水力発電機づくり」ワークショップの提供も行っています。 これらの取り組みを通じて、電力の地産地消による脱炭素型・循環型社会の実現を目指すとともに、地域の魅力向上と地方創生の推進に貢献していきます。

小水力発電により電力の地産地消による脱炭素型・循環型社会の実現を目指し、LIFEPARTSの力で地域の魅力を高め、地方創生に繋げます。

3Dピコ水力発電装置検討製品
小水力発電に興味はあるものの、「気軽に導入できるサイズの装置がない」という声を多くいただいてきました。 そこで当社では、大きな発電量こそありませんが、イベントなどでの活用を通じて小水力発電の魅力を体験し、普及のきっかけづくりにつながる装置を開発しています。 導入をご検討の方は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。

