シンガポール工科大学に電力設備を提供
~次世代インフラ技術者の育成に向けた教育支援~
株式会社明電舎(以下、明電舎)のシンガポール現地法人であるMeiden Singapore Pte. Ltd.(以下MSL)は、同国のLand Transport Authority(陸上交通庁 以下LTA)と協力し、シンガポール工科大学(Singapore Institute of Technology 以下SIT)に、教育・訓練用の鉄道電力システム機器を提供しました。本機器はLTA、SITと共同でキャンパス内に設置する「パワーシステムラボ」で、SITの学生や鉄道事業に従事する若い技術者の訓練に活用されます。受講者が各種機器の役割や電力システム、運用への理解を深めることで、拡大を続けるシンガポールの鉄道分野における技術人財育成に貢献します。
3月31日、学内にて開所式が行われました。
開所式の様子
背景
明電舎およびMSLは、1980年代の地下鉄開業当初よりLTA向けに鉄道用電力設備を供給しており、その後の設備更新を通じ、シンガポールの鉄道インフラの発展に貢献してまいりました。
シンガポールでは長期公共交通戦略に基づき鉄道網が拡大を続け、変電所、き電システム、保護システムを専門とするエンジニアへの需要が高まっています。「パワーシステムラボ」は長年にわたるMSLとLTAの関係を基盤に、MSLのシンガポール鉄道インフラへの貢献が工学教育や人財育成、応用研究の連携へと拡大したものです。実在の鉄道電力システムを再現した実践的な学習環境を提供することで、これらのニーズに応えます。
パワーシステムラボについて
実際の鉄道ネットワークで使用される実際の交流・直流配電設備、保護装置、試験システムを設置した本格的なトレーニング施設です。仮想空間内で変電所の運用をシミュレートできるVRシステムも導入し、受講生は実環境では再現が困難であったり、安全上の問題があったりする運用シナリオを体験できます。SITの学生に加え、LTAや産業界のパートナーといった専門家が利用することも想定しています。
主な設置品
・22kV C-GIS
・DC750V スイッチギヤ
・連絡遮断模擬盤
・母線保護リレー盤
・試験機器、機材
・VRシステム
・1980年代納入変電機器
DC750V スイッチギヤ
VRシステムで再現した変電設備
MSLについて
現地に工場を有する変圧器・スイッチギヤメーカーとして、半世紀にわたりシンガポールの電力インフラや鉄道インフラ、水の安定供給といった分野に貢献し、2025年に設立50周年を迎えました。
電力インフラにおいてはこれまで15,000か所以上の変電所で製品が採用され、金融・物流・貿易・テクノロジーなど様々な分野における東南アジアのビジネスハブとして発展する同国において、世界最高水準の電力品質と安定性の実現に寄与し続けております。
鉄道インフラではLTA向けに1980年代の地下鉄開業当初から電力設備を納入し、機器の更新を重ねてきました。直近では、シンガポールMRTクロスアイランド線向けの変電機器を主契約社経由で受注しました。
MSLは次世代の技術者育成を通じ、シンガポール国内の持続可能な交通・社会インフラの発展に寄与してまいります。
以 上
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎
コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100
