「大型ターボ機械用メガワット級ダイレクトドライブシステムの開発」
「第74回電機工業技術功績者表彰」で最優秀賞を受賞
株式会社明電舎(以下、明電舎)は、一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)が主催する「2025年度(第74回)電機工業技術功績者表彰」において、「大型ターボ機械用メガワット級高速ダイレクトドライブシステムの開発」の功績で最高位の「最優秀賞」を受賞しました。明電グループからの最優秀賞受賞は2010年度(第59回)の「電気自動車『i-MiEV』用モータ・インバータの開発製品化」以来、15年ぶり2度目となります。
「最優秀賞」を受賞した当社従業員
電機工業技術功績者表彰について
JEMAが毎年、新製品・新技術開発等によって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発達に貢献した方々を表彰するものです。表彰式は10月16日、都内で行われました。
大型ターボ機械用メガワット級高速ダイレクトドライブシステムについて
従来、ターボブロワやコンプレッサなどのターボ機械は、毎分数万回転で回転するインペラをモーターと増速ギヤで組み合わせて駆動しておりました。近年、エネルギー変換効率を高めるための高速化や高負荷下での使用を想定した大容量化の要求が高まっており、大型ターボ機械を対象に、明電舎ではメガワット級高速ダイレクトドライブシステムを開発。高効率化、大容量化、メンテナンス性向上、及び省スペース化を実現いたしました。
・省エネ: ブロワ用途で従来方式比10~30%の省エネ
・省スペース: モーター体積は従来システムの同出力モーターと比較して80%削減
・省メンテナンス: ギヤレス・磁気浮上式軸受採用により潤滑オイル不要
明電グループではこのほか、電力部門の「優良賞」で「240kVタンク形真空遮断器(VCB)※1の開発」「仮想同期発電機機能付き蓄電池用インバータの開発※2」の2件、ものづくり部門の「奨励賞」で「メタバースを活用した製品技術教育※3の開発」の1件が受賞しました。
栄誉ある本受賞を励みに、明電グループでは引き続き新たな技術開発はもちろん、品質向上への取り組みを一層強化し、社会インフラを支えてまいります。
以 上
※1:240kVタンク形真空遮断器(VCB)の開発
https://www.meidensha.co.jp/rd/rd_01/rd_01_02/rd_01_02_27/rd_01_02_27_01/__icsFiles/afieldfile/2025/04/10/No387_03_web_250409.pdf
※2:2025年8月26日プレスリリース 母島での再生可能エネルギー100%電力供給に向けた実証開始 系統安定化に仮想同期発電機機能付き蓄電池用インバータ(VSG-PCS)が採用
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1259562_10499.html
※3:2024年4月24日プレスリリース VR・メタバースを活用した実践的な製品学習を実現 「VR・メタバース技術教育」を開発しました
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1247863_10499.html
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎
コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100