「世界最高水準の高効率を実現した高圧・大容量PMモータの実用化」
「第75回電機工業技術功績者表彰」で優秀賞を受賞
株式会社明電舎(以下、明電舎)は、一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)が主催する「2026年度(第75回)電機工業技術功績者表彰」において、「世界最高水準の高効率を実現した高圧・大容量PMモータの実用化」の功績で「優秀賞」(産業部門)を受賞しました。
同表彰は新製品・新技術開発等によって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発達に貢献した方々を毎年JEMAが表彰するものです。10月15日、都内で表彰式が行われました。
産業部門「優秀賞」を受賞した当社従業員
世界最高水準の高効率を実現した高圧・大容量PMモータの実用化
モータは世界の電力消費量の約40%、国内では約55%を占めており、高効率化は脱炭素社会の実現に向けた重要な課題です。低圧モータはトップランナー制度などの規制により高効率化が進んでいる一方、高圧・大容量モータは規制対象外であり、高効率化が十分に進んでいませんでした。
そこで、明電舎は高圧・大容量向けPM(永久磁石)モータを開発し、1MW試作機で世界最高水準となる98.4%の効率を達成しました。さらに、1MWクラスの高効率高圧PMモータをシリーズ化し、2026年9月には初号機を出荷し社会実装を開始しました。本製品は、社会インフラの基幹設備を支える高圧・大容量モータの高効率化を通じて、省エネルギー化およびCO₂排出量削減に寄与し、GXの推進ならびに脱炭素社会および持続可能な社会の実現に貢献します。
PMモータ試作機(1MW-6kV-1200min-1) 試験風景
PMモータ試作機の効率とIE効率クラス(at1200min-1)
・特長
①多目的最適化による初損失の低減
電磁界解析と熱流体解析により各種損失低減と温度上昇を抑制。回転子には永久磁石を採用し、誘導モータで発生する回転子銅損を原理的に排除。1MW試作機では当社誘導モータ比70%の損失低減、世界最高水準となる効率98.4%を達成しました。
②大幅な省エネルギー・CO₂削減とGX推進
1MW機を定格点で年間8,000時間運転した場合、当社誘導モータ比で電力量約30万kWh、CO₂排出量約130t(0.434kg-CO₂/kWh)、電気料金約750万円(25円/kWh)を削減しました。投資原資を創出し、GX推進に寄与します。
③ 軸受交換は誘導モータと同等作業
回転子を抜かずに軸受交換が可能な独自構造を採用し、保守作業の効率化と停止期間短縮に貢献します。
④小型・軽量化
高出力密度化により、当社誘導モータ比で約30%の小型・軽量化。既設機更新を容易にし、新設は省スペース化に貢献します。
また、明電グループでは電力部門の「奨励賞」で「72/84kV 真空複合形ドライエア絶縁開閉装置の開発」「エステル系絶縁油を適用した油入全装輸送配電用変圧器の開発・実用化」の2件が受賞しました。
栄誉ある本受賞を励みに、明電グループでは引き続き新たな技術開発はもちろん、品質向上への取り組みを一層強化し、社会インフラを支えてまいります。
以 上
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎
コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100
