株式会社明電舎（以下、明電舎）は、「中期経営計画2027」で公表した成長投資350億円の一環として、沼津事業所（静岡県沼津市）にある変圧器工場の新建屋増築に160億円を投資することを決定しました。
　電力分野におけるレベニューキャップ制度の導入、データセンター建設による電力需要の増加、再エネ導入に伴う送配電網整備の拡大基調など、変圧器等の需要が増加傾向にある中、生産体制を整備し、送配電事業者をはじめ変圧器を必要とするすべてのお客様への安定的な製品供給を実現することを目的としています。
　本投資により、2028年度の稼働開始を目標に、新建屋（外装組立・試験場）を敷地内に増築します。また並行して、変圧器の仕様の標準化や共通化によるリードタイムの短縮、生産工程DXの推進、人財補強等により生産能力を現状の約1.5倍に高めるとともに、安全、安心でサステナブルな生産体制を構築してまいります。

明電グループでは、上記の変圧器工場のみならず、日本（沼津）やアメリカ、インド、シンガポール等の海外現地法人の工場への設備投資も実施し、生産能力や生産性の向上に取り組んでいます。

明電舎は、成長投資への重点的な資源配分を通じて事業規模の拡大と企業価値の向上を図り、すべてのステークホルダーの皆様への継続的な価値提供に努めてまいります。

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