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つくばみらい市で洪水・浸水対策支援サービスの実証試験を実施します

2020年02月21日

茨城県つくばみらい市(市長 小田川 浩/以下つくばみらい市)、東電タウンプランニング株式会社(代表取締役社長 市田 雅之/東京都港区、以下TTP)及び、株式会社明電舎(取締役社長 三井田 健/東京都品川区、以下明電舎)は、洪水・浸水対策支援サービス実証試験に関する協定を2020年2月21日(金)に締結しました。本実証試験を通して、冠水データの収集と、それを基にした情報配信による防災対策の有効性を検証します。実証期間は2020年4月より2021年3月までの1年間を予定しています。

近年、気象変化により、短時間での局地的豪雨とそれに伴う都市浸水が増加しています。局地的豪雨の平均年間発生回数は、統計を取り始めた1976~1985年では約226回でしたが、2010~2019年では、約327回と約1.4倍に増加しています※1。このような背景より、防災の面で、洪水・浸水対策を行うことが求められております。

本実証試験では、下水道管路の水位や地上に溢れた水位などこれまで管理が難しかった情報をIoT 技術により可視化し、クラウド上で情報を共有化することで、防災情報を⼀元化します。下水管内の水位は、マンホールに取り付けたセンサーから、地上の水位は電柱に取り付けたセンサーより感知します。一元化された防災情報(リアルタイム観測情報・水位予測情報)をつくばみらい市で、通行止め・通行経路判断や土のう・止水板設置、避難発令、救助・復旧の判断などに活用し、必要に応じて市民へ情報提供します。
このように、地下と地上の水位を一貫して監視し、防災・減災につなげる取り組みは国内で初めてです。 



つくばみらい市、TTP及び明電舎は、今回の実証試験を通し、洪水・浸水の課題に対して、各々が保有する資源や技術の強みを活かし、防災・減災を図っていきます。今後も、持続可能なまちづくりに貢献してまいります。

※1:出典 気象庁 全国(アメダス)の1時間降水量50mm以上の年間発生回数
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html


■参考WEBページ
明電舎IoT防災監視サービス
https://www.meidensha.co.jp/products/water/prod_08/



左:東電タウンプランニング株式会社 茨木総支社長 野口 慎也 様
中央:つくばみらい市長 小田川 浩 様
右:株式会社明電舎 常務執行役員 亀山 悟


本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報課
電話 03-6420-8100