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自動車試験装置 操作計測システムが
「2017年度グッドデザイン賞」を受賞しました

2017年10月04日

明電舎の自動車試験装置 操作計測システムMEIDACSⅡ(メイダックス ツー)は、このたび2017年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。明電舎は自動車試験関連装置を国内外の各自動車メーカー及び自動車部品メーカーなどに約100年前より多数納めており、MEIDACSⅡも自動車を設計開発する際に使用する装置のひとつです。MEIDACSⅡは省スペース性、使用者の作業性、快適性を向上させるデザインに取組み、これを高く評価されました。
当社では今回の受賞を契機に自動車試験装置のより一層の品質向上を推進し、お客様へ最適なソリューションのご提供に取り組んでまいります。
 

□ 製品名称:MEIDACSⅡ

□ MEIDACSⅡ製品概要
自動車の排出ガス、燃費や耐久性の評価等をテストベンチ上で試験する自動車試験装置の操作計測システムです。 卓、スタンディングデスク、盤に対しフロントアクセスメンテナンスを共通コンセプトとしました。壁と装置背面間のメンテナンススペースを不要としより広いユーザー作業スペースの実現による実験時の快適性の向上が図れます。スタンディングデスクは盤の搭載容量と卓の操作性を兼ね備え、耐久試験や集中制御の端末として活用できます。

□ デザインの背景
自動車試験装置の操作計測システムは、自動車の実験開発において長期間に及び複数のタスクをこなしていく必要があります。従来、実験装置の性能の追及は常になされていましたが、実験を行う「人」の作業性、操作性は十分に考慮されているとは言えない状況でした。今回、長時間でもストレスを溜めず、ミスを誘発せず、装置のメンテナンスを行いやすい環境の実現こそが、実験開発を進化させると考え、このようなシステムを開発しました。

□ デザイナーからのコメント
いかに実験を行う人に快適性を提供できるかをテーマに開発しています。卓に座れば足を伸ばせること、書類や追加の測定器を卓上に置いても十分なスペースや接続に配慮されていること、長期間の実験で疲れても誤操作を起こしにくいこと、今までと同じ実験室でも広く有効に活用できること、スムーズにメンテナンスが行えること、どのようなシステム構成も可能であること。 実験者の城にふさわしいシステムをご体験ください。

□ グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
狭い作業スペースにおける収納性とメンテナンス性の両立に成功している。中でも前後に分離できる自立盤は、収納効率とメンテナンスの容易性が極めて高いアイデアである。作業時に見える必要のない機器が全て収納され視覚的ノイズがないため、作業に集中できることが実感できた。デスクトップ画面のインターフェイスもわかりやすく整理されており、ハードウエアからソフトウエアに至るまで丁寧にデザインされている。

□ 参考WEBページ
明電舎 自動車試験装置
http://www.meidensha.co.jp/products/automobile/

□グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」に出展
本年11月1日(水)から東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」において、MEIDACSⅡが本年度受賞デザインとして5分の1の模型が展示されます。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2017
会期:11月1日(水)〜11月5日(日)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2017/

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎  総務部 広報課
電話 03-6420-8100