製品特長
磁石表面貼付形PMモータの採用と、磁石形状の最適化でトルクリプルを大幅に低減した低騒音・低振動のモータです。
また、設置場所の環境による誤動作や制御性能の低下を招く漏れ電流の低減を考慮した設計をしています。
エレベータ用モータとして、積載質量450~2000kg、昇降速度45~105m/minのシリーズ、積載質量900~2000kg、昇降速度120~240m/minのシリーズをそれぞれ標準化し、ご提供しています。
- 30年間に亘り培った豊富なエレベータドライブ技術
- SPMモータを適用
- 高トルク・低トルクリプル化を実現し快適な乗り心地を提供
- マシンルームレス(薄型PM3Tマシンの場合)
用途・ソリューション
当社は1970年代始めからエレベータ用モータや制御装置を手掛けており、世界各国で低速から高速までの幅広い範囲のエレベータで活躍しています。
巻上機は積載質量や速度なども様々であり、当社ではビルトインモータやPMモータなど中低速機から超高速機まで多岐に渡るエレベータ用モータとインバータを手掛けています。
バリアフリーやビルの高層化など、日常生活に不可欠となってきているエレベータは、主にエレベータの運行管理を行うコントローラ、かごを動かす巻上機と巻上機のモータを制御するインバータとから構成されています。
近年では機械室を無くした構成の機械室レスエレベータもあり、駅を代表とする多くの場所で使われています。
仕様一覧
薄型3T | ピット 置き3T |
ピット 置き5T |
改修用巻 上機3.5T |
改修用巻 上機5.2T |
PM13T | PM15T | |
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積載質量 (kg) |
450~1000 | 1150~ 2000 |
450~ 750 |
900~ 1000 |
900~ 1600 |
1800~ 2000 |
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昇降速度 (m/min) |
45~105 | 120~240 |
こちらの表に記載のない仕様については、問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
PMモータとは
PMモータとは、回転子(ロータ)に永久磁石を使用したモータのことをいい、永久磁石式同期電動機とも呼ばれています。周波数に同期した運転が可能なため、高精度な速度制御を行うことが容易です。また、かご形誘導電動機と比較して損失が小さく、高効率・省スペース化が可能です。
同期機とは
同期機(電動機・発電機)の原理・構造から保守点検までに関する情報は、下記の資料をご覧ください。
(※オーム社発行 「新電気」 2010年 4月号掲載)
早見表
各シリーズにおけるモータの電圧や容量の範囲が一目で分かる早見表です。
分類 | 電圧 | 出力(kw) |
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200V/ 400V系 |
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200V/ 400V系 |
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200V/ 400V系 |
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200V/ 400V系 |
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