ピュアオゾン技術について

ピュアオゾン技術について

ピュアオゾン発生技術は、オゾナイザーで発生させたオゾンガスを冷却・液化することで高純度・高濃度オゾンを生成する技術です。半導体分野で採用実績があり、安全性・信頼性を兼ね備えた高純度・高濃度オゾンガス発生技術です。

ピュアオゾン発生装置(POG)
(Pure Ozone Generator)
国立研究開発法人
産業技術総合研究所 共同開発
ピュアオゾンの特徴
  • 「高濃度」
    オゾンガス濃度80%以上保証
  • 「高純度」
    重金属フリーのピュアオゾンガス
  • 「低温・真空プロセス」
    常温~150℃での低温プロセスが可能
    減圧化でオゾンを安全に使用
  • 「OHラジカル生成」
    真空プロセスの酸化源・OHラジカル発生源として活用
    表面改質、接合前処理、アッシング、ALD成膜など

ピュアオゾン発生の仕組み

ピュアオゾン発生技術は、オゾナイザーで発生させたオゾンガスを冷却・液化することで高純度・高濃度オゾンを生成する技術です。
半導体分野で採用実績があり、安全性・信頼性を兼ね備えた高純度・高濃度オゾンガス発生技術です。

  1. オゾナイザーを通過した酸素含有オゾンガス(濃度10%程度)を融点(-183℃)まで冷却し、オゾンだけを液化します。
  2. 液化しなかったO2、NOxなどを真空排気することで、99%以上高純度の液体オゾンを蓄積します。
  3. オゾン供給時は、昇温により液化オゾンを気化する事で、濃度80%以上のピュアオゾンガスをお客様装置・システムへ供給します。
  4. この技術により生成されたピュアオゾンは、半導体用プロセスを中心に、酸化源として成膜・改質・洗浄等様々な応用にお使い頂いています。

ピュアオゾンは高純度

重金属や不純物を含まない、金属汚染フリーの高純度オゾンガス

元素種 Al Ni Cu Mo
POG <8.8×109
[atoms/c㎡]
検出限界以下
<4.0×109
[atoms/c㎡]
検出限界以下
<3.7×109
[atoms/c㎡]
検出限界以下
<2.5×109
[atoms/c㎡]
検出限界以下