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架線検測装置をマレーシア国有鉄道に初納入

2017年02月28日

性能が高く評価され、追加6セットの導入も決定

株式会社明電舎(取締役社長:浜崎祐司 / 東京都品川区)は、架線※1を専用車にて走行しながら検査する架線検測装置、CATENARY EYE®(以下、本システム)をマレーシア鉄道公社(以下、マレー鉄道)に初納入しました。2017年2月28日にマレーシアの政府および鉄道関係者列席による引渡し式典が行われました。

本システムは、明電舎がシステムコントラクターとして2012年に受注したマレーシアの鉄道プロジェクトKVMRT※2の産業技術協同プログラム(ICP)※3の一環として納入されたものです。マレーシアでの本システムの導入は初ですが、性能が高く評価されたことから、更に6セットの導入も決定しており、マレー半島を縦断して電化が千キロに達するマレー鉄道の保守と運行の品質の向上に大きく寄与することが期待されています。

明電舎は本システムを2001年に納入した九州新幹線以来、鉄道総研と共同開発した新機能を拡充し、国内鉄道各社に多数納入する傍ら、台湾高速鉄道、中国の地下鉄、シンガポールにも納入し各国の鉄道の安定した運行に貢献してまいりました。今後も、コア事業のひとつである電鉄事業の拡大に注力し、社会インフラを支える企業として、より豊かな未来をひらくため、多様化するインフラニーズにおこたえしてまいります。

 

左)アジズ・カプラウィ副運輸相
右)明電舎 KVMRTプロジェクトマネージャー 老久保


※1 架線(カテナリー/剛体架線):線路の上に設置され、電車に電気を供給する電線
※2 KVMRT:クランバレー大量高速輸送システム=Klang Valley Mass Rapid Transit (KVMRT),首都クアラルンプールを東西51km横断する都市交通システム。2016年12月15日にナジブ首相の竣工式で部分開通。2017年7月に全線開通予定。
※3 産業技術協同プログラム(ICP):マレーシア大型プロジェクトで規定されているプログラムで契約金額に応じて相当するシステム・サービスなどをルールに基づいてマレーシア国家に還元するもので、Ministry of Finance(MOF) の政策主体の下、Technology Depository Agency Berhad (TDA)が実施している。

明電舎のCATENARY EYE®とは?

当社の画像処理技術を応用し、鉄道架線の保守点検に必要な項目をカメラで撮影した映像から高度に検測する装置で、国内外で特許を取得している独自製品です。
【特長】
① 保守の効率化と省力化が可能
画像データを解析することで、目視点検や手動計測では出来なかった大幅な時間短縮、省力化と正確な保守が実現。管理値を超えたデータが検出されたとき、現場に出向く前に画像で架線の状態を詳細に確認できるので、現場出動の要否判断や、対策検討を行えます。
② 用途に応じて装置のラインアップを整備
時速300kmの高速鉄道向けから中速・低速の保守点検車輛搭載のシステムまで多様な車両に適用。


CATENARY EYE®


本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎  総務部 広報課
電話 03-6420-8100