MEIDEN 明電舎

MEMBER社員紹介

高電圧の絶縁技術で
有用な研究開発を重ね、
明電舎の電力関連事業の
競争力を高めていきたい

発電事業部 基盤開発室

明石 康行YASUYUKI AKASHI

2009年 入社

発電機の小型・軽量・高効率化に
向けた絶縁技術を開発しています

私は現在、高圧回転機(特に定格電圧11000V以上の発電機)の、絶縁技術の開発を行っています。絶縁技術とは発電機の重要部品であるコイルを熱・電気・機械(振動)などの負荷から保護する有機・無機材料の開発とその組み合わせです。近年では発電機の小型・軽量化、高効率化などが求められており、これに従い絶縁にも限界設計(厚み)や高熱伝導化が求められています。これらを達成するために、既存材料・組み合わせの見直しのほか、絶縁の性能を最大限引き出すための製造技術の改善、さらに将来を見越した新しい材料の調査・開発に取り組んでいるのです。

中でも私に期待される役割は、絶縁技術者として発電機性能向上に関わる技術開発を行うこと、並びに開発方針の提案、後輩が業務目標を達成するための各種フォロー、さらに他部署と協力した業務遂行(例えば保守・メンテナンス部門と協力した技術開発など)というように多岐にわたっています。

大学・大学院で研究した高電圧技術が活かせると考えました

もともと高電圧技術に興味を持っていて、大学・大学院でも高電圧工学を専攻していたこともあり、就職をするのであれば、これまで学んできたことを活かせる企業が望ましいと考えていました。また、業態としては開発した製品を世の中に提供している製造業に興味があり、新しい技術の追求や市場が求める製品の開発を行う業務に就きたいと思っていました。そうした中で、大学の所属研究室と明電舎が共同研究を行っており、それに加えて大学でお世話になった恩師から推薦されたという縁もあり、明電舎への入社を希望しました。現在、希望通りに高電圧に関する最先端の技術の一つである絶縁技術の開発に携わることができ、技術者としてのキャリアに関しては満足しています。

新人の頃に世界最高耐電圧の
真空コンデンサ開発に成功しました

私は入社から1年半程度、高耐電圧真空コンデンサの開発に取り組んでいました。真空コンデンサとは、主にセラミック容器の中に電極となる金属材料を設置し、これを特殊な方法で容器内を真空封止する構造のコンデンサです。高耐圧化のためには電極の材料や形状、製造方法、さらには高電圧が印加された際にセラミック容器の表面で沿面絶縁破壊現象が起こらないような手法を開発する必要がありました。

ところが、入社当時の私は機械図面を描くことができず、真空や材料に関する知識もなく、会社での部品の手配方法や予算の仕組みや製造へ製作依頼する方法に至るまで、何一つわからない状況でした。

その中で、独学で製図や材料の知識を学び、現場を見学して製造方法を覚え、製造部へ頼み込んで製品の試作をしてもらい、最終的に世界最高耐電圧の真空コンデンサ開発に成功しました。

多くの仲間たちと関わり合ってスキルを伸ばしていきたいですね

当面の間は、現在の発電機関連業務に引き続き従事したいと考えています。今の開発案件が終了しても、他の定格電圧クラスの絶縁開発や製造現場の改善などまだまだ課題は多くあります。技術者として、この製品分野を極めていきたいという思いが強いのです。

ただ、自分の知識・技術の向上だけでは高い目標に到達できないことも理解しています。例えば製品の試作を行う際には設計や製造だけでなく、資材部門や生産管理部門、輸送部門、メンテナンス部門や、材料メーカー、加工メーカーなど他社の協力が必須となる場合もあります。チームで協力して業務を行う事は好きですし多くのメリットもあるので、多くの仲間を巻き込んで仕事をしていきたいですね。

一方で、最近は海外関連業務にも、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

長期的な視野で言えば、明電舎の業績向上に貢献できるような、大きなプロジェクトに携われる技術者になっていたいと考えています。