研究開発本部
基盤技術研究所 分析センター 主任
工学研究科
物質化学専攻修了 / 2012年入社
S.S.

S.S.

材料分析技術を駆使し、
明電グループの品質向上に寄与する。

全社からの材料分析に関する依頼に対応。

分析センターのミッションは材料分析技術を使用した不具合の撲滅と開発スピード向上に貢献すること。材料の品質確保は「モノづくり」を追求するためには、最も上流に位置する重要な要素です。不具合の再発防止と未然防止に向けて、化学的な視点から製品の付着物、異物、腐食、劣化、変色といった不具合の原因解析や新規購入部品の品質評価を行い、明電グループの品質向上、信頼性向上に向けて取り組んでいます。
中でも現在、私が取り組んでいるのは、新規に採用する電子部品の品質評価や海外現法で発生した不具合の故障解析など。最近ではコストを下げるために海外メーカから部品を購入することも多くなってきていますが、購入部品が明電舎の求める品質を満たしているかどうか、環境規制物質が含まれていないかどうか等、部品の構造や材質チェックにより、目には見えない細かな部分まで品質評価を行っています。 部品の小型化や複雑化が進み、チェック項目の見直しや分析技術の向上が必須なため、最新の動向や技術情報の収集も重要となってきており、学会や社外セミナーへも積極的に参加しています。
社内ではまだ化学系の技術者は多くなく、材料分析に関する依頼は全社から私たちのもとに来るため、多くの製品の材料レベルでの不具合原因解明や品質管理を行えることが醍醐味です。

海外の現場で、
品質保証業務の知見を深める。

私は入社後、分析センターに配属され、4年間経験を積んだ後、入社5年目から海外研修制度を利用し、明電アジアQA部門に所属し、シンガポールに赴任。電気の知識がなかったため、明電シンガポールの工場にて電気設計、試験業務を学び、その後ASEAN現法の技術サポートに従事しました。技術サポートは主に現地試験のサポートや変電機器サプライヤの監査、現地エンジニアの技術教育など幅広く、 その分必要な知識も膨大でしたが、海外の現場や工場での品質保証業務に取り組む中で、自分が得意とする化学的な視点に加えて、電気的な評価技術によって課題解決する力が身に付き、広い視野で発生した現象を見る力、リスクの抽出ができるようになりました。また、東南アジアやインドなどでの仕事を通して、日本との仕事の取り組み方の違いや文化も学ぶことができました。そして2年間の研修を経て、 分析センターに帰任後は、シンガポールで得た知見のもと、明電舎製品の品質向上に向けてより大きな貢献ができるようになったと思います。

他部門の異なる専門家との連携が生む、
明電舎の強み。

明電舎らしさを感じるのは、開発から設計、納入後のメンテナンスまで一貫生産しているところ。電気、機械系のエンジニアから私たちのような化学系、分析部隊まで存在していることが強みだと感じます。外部機関を利用すると、どうしても開示できる情報や相談範囲が限られてしまいますが、社内同士だと情報共有のしやすさに加え、他部門の異なる専門家へ相談することで、問題が生じた際の課題解決を円滑にできていると思います。
こうした明電舎の強みをさらに活かしていくためには、私自身まだまだ成長していかなればなりません。特に電子部品に関する知識習得や品質管理、信頼性の考え方に関してまだ知識が足りないと感じており、資格取得や社外講習会等への参加等で知識を深めていきたいと考えています。今後はこれらの新たな知識取得に加え、今まで培ってきた材料分析の知識と、海外の現場や工場で得た電気的な評価技術で、明電グループの品質向上、信頼性向上に貢献していきたいです。 また、海外で働いた経験を活かし、日本国内だけではなく海外における品質の向上にも貢献できるグローバルな人財として活躍していきたいと考えています。

メッセージ

実際に社会人になってみると、技術系に限らず世の中には多くの仕事が存在していることを感じています。私は電気科や機械科の異分野の友人と就職活動の相談をしている際に明電舎に出会いました。自分自身の学んできた分野に囚われず、興味ある業種、職種をたくさん自分の目で見て納得のいく就職活動になることを願っています。

※内容は取材当時のものです。