VUCA時代に対応する明電舎の選択。
電力、鉄道、上下水。
人々の生活を支える施設を守り続けてきた業界は、何十年も同じビジネスモデルで成長してきました。
製品の性能と品質を極める。その後の保全は、ベテランエンジニアの経験と勘に委ねる。
現場を知り尽くした彼らの深い知識と信念があってこそ、社会インフラの安定は支えられてきたのです。
ところが、その安定が揺らぎ始めました。
長年現場を支えてきたエンジニアが、一斉に定年を迎え始めたのです。
彼らが持つ知識と経験は、簡単には後進へ引き継げません。
一方で、社会はかつてない速度と複雑さで変わり始めていました。
カーボンニュートラル、デジタル化、顧客ニーズの多様化——。
業界全体が、問い始めたのです。
「このままで、いいのか」と。

ベテランの退職とともに、蓄積したノウハウを喪失。限られたリソースで従来と同じ品質を維持する体制が急務です。

多くの社会インフラ設備は長期間運用されるため、更新・保守コストが増大しています。単なる設備更新ではなく、CBMによるライフサイクル最適化が求められています。

CO₂削減、エネルギー効率向上、ESG対応への要求が高まっています。しかし、環境投資はコスト増要因にもなるため、経営成果につながる形で推進する必要があります。
これまで、仕様通りに製品を仕上げる「製品品質」を追い求めてきました。
しかし、仕様どおりに動くことは、もはや前提条件にすぎず、これだけでは課題の根本的な解決にはなりません。
明電舎が担うのは、製品を提供することだけでなく、現場で役立ち、課題を解決する価値を創出し、提供し続けることです。
これには、お客様が製品やサービスを実際に使う中で体験する価値—「利用時品質」を追求することが必要です。
そして、その利用時品質を高め続けることは、つくり手だけでは不可能です。
※ 利用時品質とは、ユーザーが実際にシステムを使用する際に体験する価値を示す概念です。
プロセス品質とプロダクト品質はその基盤となる必要条件ですが、利用時品質こそが製品やサービスの真の価値を決定する、最も重要な要素です。
求められるのは、
お客様と共に価値を高め続ける
「共創」というアプローチです。
価値を提供し、フィードバックを得る短いサイクルを繰り返す。
市場や顧客ニーズの変化を素早く捉え、システムと提供価値を継続的に進化させていきます。

産業、電力、電鉄、水インフラ——これまで培ってきた電気技術を礎とする「現場力」。それが私たちの強みです。

アジャイルと共創の拠点。先進技術の導入から人材育成まで、共創に必要なあらゆる挑戦を実施しています。
