設備保全の革新

課題解決から価値創造へ。
MEIDEN CONNECTの上で動くアプリケーションが、すでに現場で確かな成果を生み出しています。

CASE 01 スマート保安

特高変電所の保安業務を省力化

経験と勘に頼ってきた保全を、IoTとクラウドで「データを活用した保全」へ転換。人手不足の環境でも、これまでと同等以上の保全品質を実現しています。

87.3%
巡視点検工数を削減
54.1%
定期点検コストを削減
1→6年
点検周期を延伸
特高変電所のスマート保安システム
BEFORE|従来の点検業務
  • 巡視点検に依存
  • 点検記録管理の手間が多い
  • 将来的にマンパワー不足になる可能性
AFTER|スマート保安による変化
  • 人手不足の環境でも従来と同等の保全
  • ライフサイクルコストを削減
  • 24時間の設備状態監視
  • 不具合時にも迅速な問題解決に貢献

特高変電所とは

工場やビルへの安定的な電力供給において、電圧変換を担う重要な設備です。

明電舎の沼津事業所では、特高変電所の老朽更新に際し、これまで培った技術を集結させ、社会課題に対応する先進的な変電所を構築しました。

スマート保安システムの全体構成
スマート保安システムの全体構成
ソリューション

IoTによる自動データ収集

センサー・カメラによる状態監視

各種のセンサー・カメラを配置し、設備状態を多角的に把握します。

センサー・カメラによる監視
24時間自動収集

設置したセンサー・カメラから、常時データを自動で収集。
人間では見落とす変化や、外観からは把握できない変化を捉えることができます。

点検システムへの自動入力

取得したデータは、巡視点検開始時にタブレット端末へ自動記入。
異常値や特に確認すべき項目を事前にお知らせします。

タブレット自動入力

クラウドへの統合管理

クラウド統合管理
3Dモデルによる直感的把握

設備全体を3Dで可視化することで、異常箇所を直感的に特定。
複雑な設備構成も経験に依らず一目で理解できます。

遠隔からのアクセス

インターネット接続で、オフィスや別拠点からリアルタイムに設備状態を確認。
現場に赴くことなく、いつでもどこからでも詳細な情報を把握できます。

データ蓄積による傾向分析

長期的なデータ蓄積により、設備の劣化傾向を把握。
CBM管理に活用できます。

保安規程の改定

保安規程の改定
点検周期の最適化

その他の様々な要因を掛け合わせ保安規程を改定。
停電を伴う定期点検を1年から6年周期に、巡視点検を1週間から1ヶ月周期に延伸し、点検項目の削減も行いました。

無停電点検の導入

停電点検を実施しない年の定期点検は無停電で実施。
停電による機会損失と保全コストを両立した効率的な保全を実現しています。

エンジニアの働き方改善

点検のための休日出勤を削減し、保全業務の負担を軽減しています。

CASE 02 架線検測装置 カテナリーアイ

架線検測をクラウドのサブスクで。

電気鉄道の架線状態を営業車両で検測。オンプレミスからクラウドへ転換し、拠点をまたいだ情報共有と固定資産の削減を実現しています。

検測業務効率化
複数拠点で最新データへ
投下資本の削減
初期費・固定資産の削減
架線検測装置 カテナリーアイ
BEFORE|従来のオンプレミス構成
  • 解析装置が拠点ごとに必要
  • データ共有にハードウェア輸送が必要
  • ソフトウェア更新が困難
AFTER|クラウドサービス化
  • 解析装置は不要
  • 各拠点から最新データへアクセス可能
  • 常に最新のソフトウェアを利用可能

カテナリーアイとは

電気鉄道の架線(カテナリー線)の状態を検査するシステムです。
電車に搭載したカメラやセンサーで架線状態をセンシングし、解析により摩耗・偏位・高さなど複数の項目を自動的に測定します。

鉄道架線(トロリ線)の摩耗・偏位・高さ
検測項目(摩耗・偏位・高さ)の概要
カテナリーアイ システム概要
カテナリーアイのシステム概要
ソリューション

解析結果共有の効率化

データ収集
クラウド上での画像解析

車上装置で取得したデータをMEIDEN CONNECTへアップロードし解析を実行すると、摩耗・偏位・高さなど複数の項目で測定されます。

拠点間の検測結果共有

各保守拠点からインターネット経由でMEIDEN CONNECTにアクセスすることで、最新の検測結果を確認できます。
物理的な記録媒体の輸送が不要になりました。

投下資本の削減

解析装置の削減

MEIDEN CONNECTで解析を行うため、従来は拠点ごとに導入が必要だった解析装置を必要としない構成にできます。
これにより、初期費や更新費が不要となります。

システムのサブスクリプションサービス

車上装置およびMEIDEN CONNECTを含む、架線検測に関するシステム全体をサブスクリプション化することで、顧客が保有する固定資産を削減し、顧客の経営を支援します。

CASE 03 水力発電運用支援

ベテランの知見を組織の資産に。

山間部に点在し移動に時間を要する水力発電所。スマート保安の技術成果を展開し、モバイル端末1台で現場業務を支える仕組みを構築。実発電所でPoCを進めています。

技術継承促進
ベテラン知見をデジタル化
包括支援
モバイル端末で保全業務に対応
水力発電運用支援システムの構成(取水・発電機・水車)
BEFORE|従来の運用方法
  • 現場で目視確認・手書き記録
  • 記録の保管・活用が困難
  • 現地まで多大な移動時間が必要
  • 作業手順の標準化が難しい
AFTER|運用支援システム導入後
  • 遠隔から設備状態を把握
  • ベテランの知見を形式知として可視化
  • 端末1台で点検入力・手順確認などの業務支援

水力発電所とは

水の流れや落差を利用して電気をつくる発電所です。
多くは山間部に点在するため、点検のための移動時間や、発電所ごとに異なる保全技術の継承が課題になりやすい領域です。

ソリューション

設備状態の可視化

遠隔確認

従来は目視で確認していた情報をセンサーで収集し、現場計測端末とデータ連携。
監視制御装置でしか見られなかった運転状態を、インターネット接続でどこからでも確認できます。

運用ダッシュボード
相関分析

複数の計測値の相関を分析し、発電効率の低下など設備状態を視覚的に把握できます。

相関分析

技術継承の促進

業務支援機能
技術継承促進

ベテランが経験の末に保有する知見を、選択式インタフェースで体系的に可視化。
経験に依存せず、誰もがモバイル端末からこの情報を活用して保全を行えます。

巡視点検支援

モバイル端末で点検入力。
従来の手書き記録から転換し、その後の帳票出力までの作業を自動化しています。

運用情報の一元集約

気象情報
ダッシュボード表示

監視制御装置から得られる発電設備の運転状態と、気象情報などの外部データを統合表示。
運用判断の効率化に寄与しています。

※ 某所の実発電所にてPoC(Proof of Concept)を実施中。現場からのフィードバックを通じて、さらなる価値向上のために検証を続けています。

次世代技術の実証

明日の保安を形にする場所

沼津事業所 PoC環境(特高変電所)

技術実証拠点

沼津事業所の特高変電所を拠点に、明電舎が開発している先端技術や実証段階にあるソリューションを検証し、お客様の課題解決へと進化させています。ここで磨かれた技術は、やがて業界全体の未来となります。

自動巡視ロボットの取組み

明電舎製のロボット「コノリー(Conory)」にドローンを搭載し、遠隔からの現場把握と自動情報収集を検証しています。
離れた場所からでもリアルタイムに現場状態を認識でき、設備保全に必要な情報を自動取得します。

自動巡視ロボット「コノリー」本体
コノリーに搭載するドローン

沼津事業所での自動巡視ロボット・ドローンによる点検実証の様子

あなたの現場でも業務変革を

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