明電舎 Recruiting Site 2020 明電舎のチームワーク

座談会02

職種の垣根を越えた
受変電設備再構築プロジェクト
OVERVIEW

現在、明電舎は、東京都にある巨大な下水処理場の一つである新河岸水再生センターの受変電設備再構築プロジェクトを推進中です。2017年2月に工事着工し、竣工予定は2年後。受注から工事着工、そして現在に至るまで、どのような想いでプロジェクトを進めてきたのか。本プロジェクトに関わる営業、営業技術、プラント工事、品質保証のメンバーが語り合いました。

水インフラシステム事業部
エンジニアリング部 主任
2005年入社
酒井 郁
プラント建設本部
東日本工事部
2015年入社
橘 樹
プラント建設本部
東日本工事部 主任
2007年入社
倉舘 直也
システム装置工場
品質保証部
2011年入社
佐々木 春樹
水インフラシステム事業部
営業部 主任
2008年入社
財部 慎太郎

メンバー全員の知恵を集め
再構築スキームをつくりあげる


財部

現在、私たちは工事を進めている新河岸水再生センターの受変電設備再構築プロジェクトは実は10年以上前から計画されていたもの。歴代の先輩たちから本案件を営業の私が引き継いだのは2015年です。そこから営業技術、プラント工事、品質保証の社内各部門の皆さんと連携して、仕様や工事工程、コストなどを含めた再構築スキームをつくりあげました。その中で注力したのは、他社とは一線を画す、明電舎独自の方法論で提案を行うことでした。


酒井

中でも大きなアドバンテージは、明電舎が開発した、204KVのVCBを搭載したガス絶縁形開閉装置(V-GIS)を初めて導入したことです。 これによって従来の大気露出構造のオープンストラクチャー方式から、本製品の特徴である多様なレイアウト対応力により、既存の建屋内のスペースで更新が可能となり、また、ガス遮断器(GCB)採用に比べて六フッ化硫黄(SF6)ガスの使用量削減、ライフサイクルコスト低減を実現することができました。 これこそ重電に強みのある明電舎ならではの提案で、お客様から「明電舎に任せて良かったね」と言ってもらえるところです。


倉舘

工事担当として大変なのは、既存の設備を残したまま、新しい設備を入れなければいけないこと。1日でも下水処理システムを止めるわけにはいかないですから。その切り替えをどうするか、様々な要素を勘案し試行錯誤しながら、施工計画を立てていきました。また、工事中の事故は最も回避すべきリスクですから、安全面は重視しましたね。


酒井

営業、プラント工事、品質保証、営業技術の社内メンバー全員で考えて、それを集めたものを一枚の図面にするのが、営業技術担当の私の仕事。今回はその連携がうまくいったと思います。


財部

そうですね。新河岸水再生センターでは近年最も大規模な案件で、もちろん、私としてもこれまでで最も大きな案件。工事にかかるすべての費用の見積りをするのも一苦労でした。蓋を開けるまでは受注できるかどうか不安でしたが、皆さんのご尽力のおかげで、2016年4月に受注が決まったときは本当にうれしかったですね。

日々状況が変わる現場で
工程管理を遂行する苦労


倉舘

現場着工は2017年2月。以来、工程管理は苦労の連続です。現場は常に状況が変わるので、作業員はもちろん、お客様とも問題点を共有したり、その問題点の解決策を見出だしたり…。毎日、気が抜けません。


私は着工後から、倉舘さんの補佐として、作業員への進行指示や、お客様への説明資料作成などを含めた工程管理を担っていますが、プロジェクト計画中も倉舘さんを見ていて、大変そうだなと予想はしていました(苦笑)。でも、やはり、工事代理人の倉舘さんについて仕事をしてみないとわからないことも多々あって。電気設備だけでなく、土木建築、お客様に対する話し方まで、倉舘さんの背中を見て勉強しています。


倉舘

そんな中、杭打ちの際、土の中に障害物があって、それを壊さないと大幅に工程が遅れてしまうという、危機的な状況に直面しました。工程が遅れると、お客様はもちろん、電力を送ってくれる電力会社にも影響が出てしまう事態に。そこで急遽、関係者と一緒に考え、最短で回避できる方法を考えました。


佐々木

プラント工事担当がそのように苦労して建築し、新しい設備を据え付けた後に、「動きとして問題ないか」、「新しい設備を運用するにあたって、既存設備との兼ね合いはどうか」、「どういう風に切り替えを行うか」を、プラント工事担当と摺り合わせながら考えるのが、品質保証担当の私の役割です。

本プロジェクトのハイライト。
初受電成功の喜び


倉舘

そうして新しい設備に初めて電気を入れたのが2018年6月。このイベントは、本プロジェクトの一つのハイライトでした。


酒井

初受電日のことは忘れもしません。受電が成功して初めて、今回導入した新しい設備(V-GIS)の価値がわかるので。154KVいう大規模な電源なのでみんな緊張していましたね。


佐々木

私は、電力会社さんから電気を送っていただく関係上、インターロックという保護機能について、酒井さんから指示をもらいましたが、指示の内容に誤りがないかに注意を払っていました。そこが一つでも間違っていると、新河岸水再生センター内の設備が動かなくなったり、さらには、下水処理そのものにも影響を与えかねませんから。


酒井

受電し始めたとき、ちょっと高めの音がしたので「おや?」と思ったんですけど、徐々に音が一定の音まで下がったので問題なさそうだなと(笑)。自分の設計に間違いはなかったと胸をなで下ろしました。

希少な大規模案件に携わる中で、
それぞれが得たものとは?


今、明電舎の新製品の導入に立ち会えたことにうれしさを感じています。今後なかなか経験できない工事計画や詳細設計など、すべてが自分の糧になると思います。


倉舘

本プロジェクトの醍醐味は……、無事に工事が終わるまでお預けかな。工事の規模によって、終わった時の達成感の大きさも比例してくると思っています。工期はまだ2年ありますが、終わったら、燃え尽きる気がします(苦笑)。それくらい全身全霊で仕事に取り組んでいます。


財部

何と言っても、これほど巨額の案件を受注できたことが、営業としての醍醐味です。そして大規模だからこそ、その窓口として、いろいろな部署の方々と関われることが、自分にとって大きな経験になっています。


佐々木

初受電を乗り越え、小さな達成感を覚えているところ。やっぱり最終的には工事が終わったときにやって良かったなと思えるのだと思います。大規模な受変電設備の更新に携われたので、今後は別の更新プロジェクトにもその経験を活かしていきたいですね。


財部

工期は2年ですが、確定しているわけではなく、伸びる可能性もあります。その中でかかってくる費用なども、お客様と調整していく必要があり、まだまだ営業としてしんどい場面は出てきそうです。今は目の前が大変すぎて、その後のことが見えません(笑)。


倉舘

本プロジェクトは滅多にない大規模案件ですが、どんな工事でも同じ工事はなく、いつも何かしら違う要素が出てくるものなのです。だからこそ、本プロジェクトで得た判断力、決断力、臨機応変さを次に活かせたらと思っています。


私はまだ技術者としてひよっこ。これから、幅広い知識とコミュニケーション力を高めて、ゆくゆくは倉舘さんのような一人前の工事代理人になりたいです。


倉舘

期待しています!


酒井

私は本プロジェクトの成功をもって、明電舎は水インフラの領域でも、大規模な電源を扱う設備に強いということを社内外に知らしめたいですね。将来的には、明電舎の海外事業の中で水インフラシステムを水平展開していければと思っています。