社会システム事業企画本部
プロジェクト管理部
経済学部卒 / 2020年入社
T.S.

T.S.

全体最適を考え合わせた上で
効果的なプロジェクト管理を実現する。

お客様ごとの
オーダーメイドだからこそ
重要になるプロジェクト管理業務。

私の将来的なビジョンは、会社全体の状況を見つつ経営戦略を担う部署で働くこと。入社時にはその前段として事業部の運営状況を見てみたいと考え、事業統括部門を希望しその希望通りの部署に配属されました。現在は数ある事業のなかでも水インフラ事業に関わる物件の工程管理、売上管理など、プロジェクト全体の管理業務を担っています。具体的にはお客様の希望の出荷日と当社工場の製造能力のすり合わせを含めた工程管理、売上達成のための調整、情報収集などを行なっています。
扱っている製品は受変電設備、発電設備、非常用発電機、監視制御システムと多種多様で、しかも、お客様ごとのオーダーメイド。物件ごとに仕様、スケジュール、コスト、必要な資材・人員など全てが異なるからこそ、その全体を見渡す私たちプロジェクト管理の仕事が重要です。例えば工程管理一つとってもその調整がうまくいかなければ、お客様にご迷惑をかけるだけでなく売上確保にも影響を与えます。苦労は多いですが、物件の受注額は数億円〜数十億円のものまであり、それほど大きな責任を任されていることがやりがいでもあります。

リスクを予測し適切な対策を
打つために情報収集力と
コミュニケーション力を強化。

2年目に売上管理に関して痛恨の失敗をしたことがあります。実際は工事が間に合わないにも関わらず、営業担当からその情報を引き出せず、当初の見通しとは違った結果となり数百万円が年度売上計画からズレてしまったのです。早め早めに情報を入手しておけば、対策を打つことができたのにと、悔しい思いをしました。そこで設計から製造を経て出荷、現地での据付まで、どのプロセスでリスクが発生し得るか、予測し対策を打つために、その後は情報収集力とコミュニケーション力の強化に努めています。その成果として、以降は2年目のような失敗をしていません。
プロジェクト管理業務では、営業や設計、製造、工事まで、社内の多くの部署の方々と連携して仕事を進めていきます。だからこそ、一番心に刻んでいるのは、相手の立場に立って考えることです。当たり前のことなんですが、忙しさに紛れると忘れがちに。相手が何を求めているのか把握しつつ、一方で会社全体としての最適とは何なのかを考え合わせて管理していくことが大切だと思っています。

新しい工程管理ツールの導入を担当し、
大きな裁量を任される醍醐味を実感。

現在、新しい工程管理ツールの導入という、部署として非常に重要なミッションを担っています。社内のDXの部署と打ち合わせをしながら段階的に移行していますが、そのなかで難しいのは、各所から出てくる意見やニーズをどう捉え、一つ一つを解消していくか。例えば、場合によっては部分最適でしかない意見もあり、それは工程の全体最適を考えたとき本当に取り入れるべき意見なのかを見極めながら調整しています。非常に難易度の高い仕事ですが、3年目にして大きな裁量を任されていることに喜びを感じています。
最初に話した通り、ゆくゆくは会社全体を見る部署で働きたいと考えているので、工程管理の次のキャリアとして損益管理に携わりたいと思っています。そのためには幅広い製品知識はもちろん、会計的な知識が必要です。そこで個人的に会計の知識を学ぶとともに、水インフラ事業以外の事業についても情報収集をしています。夢は、明電舎を社員一人一人が会社全体のことを考えられるような会社にしてくこと。まだまだ先は長いですね。

メッセージ

社内外の方々と話す仕事が多いので、コミュニケーション能力の高い方に来てほしいと思っています。また、社会貢献度の高い事業を行っているため、そうした仕事に対して熱意が持てる方なら、なおさら当社に向いていると思います。入社前も感じましたが、どの部署も皆さんが熱意を持って仕事に取り組んでいるのが伝わってくる会社です。そんな環境のなかで一緒に仕事をしてみませんか?

※内容は取材当時のものです。