2007年7-8月号

明電時報 2007年7-8月号

2007年7-8月 No.4 通巻315号
環境技術特集

ハイテクと浮世絵シリーズ4

歌川(安藤)広重 木曽街道六十九次<保栄堂版>/高崎

初摺りは1830年代(天保年間)

お江戸日本橋から26里と30町40間(約105キロ)。中山道十四番目の宿場町にして、徳川幕府の幕閣が代々城主を務めた木曽街道屈指の城下町、それが高崎宿である。井伊家や松平家など徳川幕府の重鎮が統べる所領のため、諸大名は敬意を払い参勤交代の際もこの宿場には泊まらなかった。そのため、城下町でありながら本陣や脇本陣がなかったそうだ。
広重は、榛名(はるな)山の裾野に広がる高崎宿を烏川(からすがわ)ごしに絶妙な遠近法によって旅情豊かに描いている。
水売り商人の後ろに見えるのは、明電舎の自家用水道システム「ウォーターキューブ」である。濁質改善や細菌を除去できる膜ろ過を備え安全に貯水できるため、水不足や災害時の水源として注目されている。干ばつによる飢饉が後を絶たなかったこの時代にあれば、さぞかしお役に立っていたことであろう。

目次

膜処理技術

下水膜処理技術

吉野徳正
久住美代子
6

上水道膜処理技術

島崎弘志
鮫島正一
宮本新也
高橋一泰
10

制御技術

環境技術

監視制御技術

特許紹介 55